【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~番外編:立体文字の話編~ ⑳

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【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~番外編:立体文字の話編~

こんにちは〜!
株式会社アメカンの「ameの方」です☀️

今回は、「光らんけど、目立つでぇ〜」でおなじみの
**箱文字&切文字(=立体文字)**の話をお届けします📦✂️✨

LEDやネオンが主役になる前。
看板界に“立体革命”を起こした大スターがいたんです。

オレの登場で世界が変わった(※自称)

オレがこの世界に出てきたんは、昭和30〜40年代や。
当時の看板ゆうたら書いたり塗ったり“平べったい”んが当たり前。
せやけど、オレが血のにじむ努力で壁から浮いた瞬間──

これが…未来か…✨

ってな感じで、現場がザワついたもんやで。
そらもう、舞台を独占する大スターの誕生や!

素材はオレの衣装やからな👔

真鍮のときは“クラシックな金縁タキシード”、
チタンゴールドは“バブル期のド派手スーツ”、                           ステンレスは“紳士なエリートサラリーマン役”、 
アクリルは“透明感のあるピュア役”、
カルプは…まぁ“おちゃらけた若手芸人枠”やな。

どんな素材も着こなしてきたのが、オレや。
言うたら“看板界のマルチ俳優”をこなしてきたんや

そして大スターになったんが、オレやで

弟子たちが…光り出しよったんや💡

せやけどな時代は流れるもんや。
付き人として弟子は何人もいたんやけど、ある日な“LED仕込んでピカーッ✨”て光る弟子らが出てきよってな。

最初はひがんだで、ほんま、オレの付き人やで。
でも見とったら、オレの背中見て育った弟子らが、独自の修行で光り出したんや。

“新たなスターの誕生や…😭”

思わず泣きそうになったわ。
オレが努力して、立体になった意味。無駄ちゃうかったんやな…

イタさ爆発💥

オレが立体になった瞬間、
みんなこっち見だしたんやで、看板は“ただの板”から“店の顔”に進化したんやで?

正直、日本三大発明に入ってもええやろ。

亀の子たわし、カラオケ、そして…オレ。

……いや、誰もそうは思ってへんかもしれんけど、
でもなでもな、オレの中ではノーベル賞級やねん😂

現実のオレ(立体文字の独白)

雨の日、声も出さんと、ただ壁に貼りついとるだけや。
通りを歩く人らは、誰もオレの存在に気づかん。
看板ていうより、ただの“風景の一部”やねん。

夜になってな、弟子らがピカ〜ッと光り出すんや。
まるで「今日の主役は僕です!」みたいな顔してな。
オレ、「お先です」て言うて、そっと見守るしかあらへん。
眩しさで目、開けてられへんけど…開けても、誰も見てへんけどな。

それでも、ええねん。
だってな、育てたのはオレや
板に浮かび上がる立体という世界を切り拓いたんは、
間違いなく…この、オレや。

あいつらが光り出した日、
ほんま泣きそうやったんやで。
スター誕生やな…」って。

……けどな、
たまにはオレにも、ライト当ててくれてもええやんか。
オレのこの“チタンゴールドの衣装”、
今日もピッカピカにして待ってたんやで……。

(風の音だけが返事してくれてるわ)

まとめ:誇りはちょいイタいから控えめに。でも、原点はここや。

立体文字の登場で、看板は“ただの平面”から“お店の顔”へと進化した。

光る弟子たちがいくら輝いても、
その土台を築いたのは、浮き出たこの文字、そうオレやで。

スター気取り? ええやん、だってスターやもん。

立体文字・切文字看板


というわけで今回は
「あかんえ!?〜番外編:立体文字の話編〜」でした🔦

次回は誰やろ~?(笑)

株式会社アメカンの「ameの方」でした!ご拝読ありがとうございました!

※ちなみに「canの方」は、チタンゴールドの切文字を見て
「…こいつ、誰にも見られてへんのに“ステージ降りへん”て感じるわ」って呟いてました。
おそらく同じ匂いがするんでしょう(笑)😌。                

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