【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~歴史とサイネージの攻防の話編~ ⑲

目次

【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~歴史とサイネージの攻防の話編~

こんにちは〜!
株式会社アメカンの「ameの方」です📺✨

本日は、未来感バリバリのデジタルサイネージの話です。
東京や大阪ではビルの壁にドカーン!っと設置されてるアレですね。

で、みなさん思うわけです。

京都でもやってええんちゃうの?

🎭【妄想劇場】サイネージ・カーニバル in 京都

舞台は、未来の京都。
ついにサイネージ自由化――!

🔊四条通全域フルカラーLED化!
→ 交差点ごとに「バリバリ最先端SALE開催中!」の映像が流れ、
八坂神社の鳥居の真横で寿司がクルクル回転🍣💥

🚅走る舞妓ビジョン号、登場!
→ 市バスの車体全体にホログラム舞妓さんが投影され、
通過するたびに「いらっしゃ〜い💋」って手を振る。
(そのたびに観光客、撮影で信号渡れず)

🕍金閣寺、まさかの“黄金LED仕様”
→ 昼も夜も、ピカピカ金色✨✨✨
→ お寺の池がミラーボールのように反射して、
お坊さんがサングラスかけて説法。

🎴錦市場の天井、ぜんぶスクリーン化!
→ 天井から「うなぎの歴史」映像が流れ、
買い物客が口あけて鰻見上げてるうちに出汁巻き買い忘れる。

👽鴨川沿いの橋脚には、ホログラム宇宙人が「KYO-TO…NICE PLACE…」と発信中📡       →しかも英語・中国語・フランス語で挨拶してくれるサービス付き。

…って、できるかいっ!!🤣

安心してください。
京都ではそんなもん、一発アウトです。

京都のサイネージ、そこに静寂を求める

京都市は「屋外広告物条例」で、
点滅・動画・音声付きのサイネージに極めて厳しい規制を設けてるんや。

⚠️屋外では基本NG。
🙅‍♂️街並みに合わんものはNO。
🕊️静かにたたずむ、それが正解。

歴史的景観を守るため、
東京・大阪のような「ドーン!ビカーン!」は許されません。

じゃあ京都ではサイネージ無理なん?

そんなことはないんやで✋

近年はこんな工夫が主流です👇

  • 屋内に設置してガラス越しに見せるスタイル(表向き静か、内はド派手)
  • 祇園の店が中からそっと映像を流す多言語対応モニター
  • 市役所前などで、特例許可の49インチサイネージ(※これは超例外)

つまり、
「外でギラつかず、内から上品に」
それが、THE 京都スタイル

まとめ:京都でサイネージ出すなら“風情モード”ON!

東京・大阪では
「動いてナンボ」
「光ってナンボ」

でも京都は、ちゃいます。

「動かずして伝える」
「光らずして映える」

そっと佇んで、ふと目に入る。
静かなる存在感”こそ京都の流儀。

「サイネージつけたらええってもんやない」

…って、京の町並みがそうつぶやいてますえ


ド派手な演出より、
空間に馴染む“ひと工夫”が光るのが京都スタイル。

サイネージも、ちょっと着物を羽織る感覚で——
目立たんけど、なんかええやん」って思わせたら勝ちです✨


というわけで今回は「あかんえ!?~歴史とサイネージの攻防の話編~」でした!

次回は…「その○○、実はあかんかもしれん話編」!
おたのしみに🎐

株式会社アメカンの「ameの方」でした!
ご拝読ありがとうございました!

※ちなみに「canの方」は、祇園で見かけた屋内サイネージを見て
「これ、“電気の通った掛け軸”やな…」って呟いてました。                       たぶんいま、サイネージの前で正座して句読んでます(笑)

目次