【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~色の共通語を追え!マンセル値事件簿の話編~ ⑯

【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~色の共通語を追え!マンセル値事件簿の話編~
どうもどうも~、株式会社アメカンの「ameの方」です🎨👮♂️
今回は「色」にまつわる未解決事件。
看板申請に必ず出てくる謎の暗号――マンセル値についての捜査です。
第一発見者の証言
👮♂️ 市役所・事情聴取室
職員:「犯人(色)の特徴を教えてください」
canの方:「えーっと…赤っぽい…でもちょっと黄色寄りで…明るいけど、暗く見えるときもあって…」
職員:「それじゃ全国指名手配できません」
——そう、昔は“赤”と言っても人によってバラバラ。
現場は色の食い違いで事件(揉め事)だらけやったんや。
捜査の突破口
ここで現れたのがアメリカの画家、アルバート・マンセル氏。
「色にも住所つけようや」
こうして作られたのがマンセル値。
色を「色相(赤・青など)」「明るさ」「鮮やかさ」の3要素で数値化。
例えば「5YR 6/8」なら、
5YR = 黄みがかった赤、
6 = 明るさ、
8 = 鮮やかさ。
これで全国どこでも同じ色を特定できるようになったんやで。
もはやこれは——色界のDNA鑑定🧬
https://www.pref.kyoto.jp/hashidate-model/documents/1226986315100.pdf
その後の色業界、派生グループ続々
マンセル値の功績を見て、世界中が色の言語を作り始めたんや。
・日塗工(日本塗料工業会)
塗装業界のカラーカタログ番長。外壁からベンチまで、何でも番号で管理。
“現場に強いおっちゃん刑事”みたいな頼れる存在。
・PANTONE(パントン)
毎年「今年の色」を発表して世界を動かす、流行仕掛け人の大ボス。
・DIC(ディック)
日本印刷界の仕事人。静かに現場を支える、信頼度MAXのベテラン刑事。
・RAL(ラル)
ドイツの規格警察。ネジ1本の色までガチガチに管理する厳格派。
・NCS
北欧の哲学刑事。人間の目で見える色の真理を追うが、話が長くなりがち。
まとめ:色の共通語があるって、めっちゃ平和
マンセル値から、色の「世界共通の言語」ができたんや。
「赤っぽい」や「ちょっと濃い緑」みたいな感覚の表現を、ちゃんとした“座標”に置き換えることで、 全世界どこでも同じ色を再現できる。
マンセル値のおかげで、看板屋も役所も「その色、何色や?」を数字ひとつで特定できる時代に。
でも現場では今もこんなやりとりが…
職員:「この色、5YR 6/8で間違いないですよね?」
canの方:「……ほな、5YR 6.5/8にしといてもらってええですか?」
職員:「……まぁまぁ、見た目大丈夫なんでええでしょ」
canの方:「どっちでもええんかい!」
だから看板屋は曖昧なところもちゃんと調べて「こっちやで!」てひっぱって行けるようにしとかんとあかんのやで。
というわけで今回は「色の共通語を追え!話編」でした!
次回は…「その場所、実は○○かもしれん話編」!
おたのしみに🎐
株式会社アメカンの「ameの方」でした!
ご拝読ありがとうございました!
※ちなみに「canの方」は、このやり取りのあと
「色の呼吸・参の型、曖昧グラデーション!」とキメ顔してました。
職員さん、笑いこらえるのに必死でした(笑)
