【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~切り文字の話編~ ⑧

【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~切り文字の話編~
こんにちは〜!
株式会社アメカンの「ameの方」です☀️
京都で看板つけるって、ほんま“条例との追いかけっこ”なんですが、
たま〜に味方になってくれるルールもあるんです。
それが今回のテーマ、
「切り文字広告の緩和規制」!
切り文字って何なん?
こんなやつです👇
- 背景なしで、文字だけ浮いてるタイプの立体看板
- アクリルや金属などで1文字ずつ作って、壁にペタッと貼るスタイル
- ロゴや店名をシンプルに“美しく”見せられる
京都人にめっちゃ刺さるタイプのやつです。
もう「この看板、あっさりしててええわぁ〜」って、おばんざい感覚で褒められますえ。
ほんで何が“緩和”されるん?
答えはズバリ:高さの制限がちょっとゆるくなる!
通常なら「この高さまでしかあかんで!」とバシッと制限かかるとこが、
“切り文字なら、もうちょい上までOKですわ”ってなるんです。
しかも場合によっては…
👨🎨「え、ここ軒上出るけどいける?」
👩🎨「切り文字ならOKやで(ニッコリ)」
ってな感じで、看板屋的には“京都市の神対応”に感じます(笑)
ただし!何でもOKちゃうよ
ここがミソ。
つけていい“文字の内容”には、キッチリ縛りがあるんです。
✅ OKな内容
- 店舗名(例:喫茶アメカン)
- 会社名(例:株式会社アメカン)
- ビル名(例:アメカン第2ビル)
→ いわゆる建物に属する“名前”のみOK!
❌ NGな内容
- ✕「OPEN SALE!」
- ✕「地域最安値」
- ✕「看板作るならアメカンで!」
→ “広告要素”が入った瞬間アウト!
これ、知らんとつけてまうと…
「せっかく高さオッケーでも内容でアウト」ってなる悲劇。
看板にも、「言ってええこと/あかんこと」あるんです。
京都人、言葉遣いにも厳しいんやで。
アメカン流のわびさび
・建物名やブランド名を切り文字で“浮かす”ようにデザイン
・高い位置でも品よくなじむよう、壁と同系色で仕上げる
・光源も“見えへん位置”に仕込んで、夜はそっと灯る演出に
→ 京都の景観守りながら、ちゃんと“わびさび”看板”つくれます。
まとめ:より高みに上りたいなら、“広告じゃなくて名前だけ”にしときや。
切り文字緩和は、高さという“自由”をくれる粋な制度。
でもその自由を使えるのは、本当に名乗るべき選ばれた者だけや。
“アピール”よりも、“名乗り”。
“装飾”よりも、“存在感”。
そんな控えめな美意識が、許可される条件なんや。 そこには品と、その高さに上るちょっとの覚悟がいるんやわ。
というわけで今回は「切り文字の話編」でした🌸
次回は「○○の話編」…いよいよ“○○か△△か問題”に突入します!
株式会社アメカンの「ameの方」でした!本日もご拝読ありがとうございました!
※ちなみに「canの方」は、現場で切り文字付けながら
「この浮き具合、京都の人間関係ぐらい絶妙やな…」ってつぶやいてました。
たぶんもう、取付より場の空気を読む方が得意です(笑)