【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~大きさの話編~

【看板屋さん必見】京都市の看板、そんな簡単に付けたらあかんえ!?~大きさの話編~
こんにちは〜!
株式会社アメカンの「ameの方」です☀️
最近よう聞かれるんです。
「看板って、何㎡までいけるんですか?」って。
いやいや、そんなん居酒屋で聞くことちゃうて!
刺身の盛り合わせ見て「これ1.5㎡くらいやな」とか言わんやろ?笑
看板屋にとって面積は、ほぼ“あいさつ”です。
「最近どう?」の代わりに「それ2㎡超えてまっせ」って言うこともあります。
………さ、てことで始まり始まりー汗汗
「壁ぜんぶ使ってドーンといきましょか!」って言われたら…
👤「このお店、奥まってるんでね。道路沿いの壁いっぱいにデカメのロゴと写真とメニューとQRコードも…」
🧑🎨「…それ、もはや看板やなくて“でっかい情報誌の表紙”ですやん笑。壁いっぱいはダメですダメです!」
そう残念ながら、京都市ではその“看板マシマシの夢”は普通にアウトになります。
京都市の条例が、マシマシの夢をそっと“サイズ規定内”に押し戻してきます。
京都市、面積ルール細かすぎ問題
京都市の屋外広告物条例では、
看板の大きさ(面積・高さ・幅)までしっかり決まってます。
たとえば:
- 市街地 → 最大3㎡(タタミ2枚分でもダメ) ※一部地域によります
- 景観重点地区 → A3サイズくらいまで ※一部地域によります
- 美観地区 → もはや看板というより表札サイズで頼むわ、って空気 ※一部地域によります
つまり、「できるだけ大きく!」は通用しません。
むしろ、京都市は“控えめが褒められる街”ですねん。
大きさじゃない、“目のとまらせ方”が勝負
派手で大きな看板、目立つと思うでしょ?
…京都では、逆に「うわ、京都に喧嘩うってるわ〜」って冷たい目で見られます。
だから、京都でモテる看板は“静かに気になるやつ”です。 スッと馴染んでる看板のほうが「ん?なんかええな」「なんかいきやな」って印象に残るんです。
たとえば、
👴「あの看板、知らんけど見てまうわ」
👵「文字がなんか上品やわ〜」
→ 面積1.8㎡、細め明朝体、和色の“梅染(うめぞめ)”仕上げ。
主張せんのに目を引く、それが京都流。THE京都スタイル
面積制限あるほど燃えませんか
制限あるってことは、逆に「引き算で魅せるチャンス」でもあるんです。
わがアメカンでは、
- 必要最低限の要素だけを残す
- 余白を“魅せ場”に変える
- 「ちょっと小さいけど気になるやん」を演出する
- その中でも「いきやん」を取りいれる、必死で
- 調子よければ「はんなり」も
そう、小さくて強い看板、それがうちの十八番。 「小さくても伝わる、なんか気になる」看板、任せといてください!
まとめ:大きさより、“ちょうどええ”が勝つんです
京都の看板業界では、
「大きくすれば目立つ」は、もはや昭和ですわ。
令和の京都では、
“景観と京都市の空気を読みつつ、存在感を残す、ちょうどええを見つける” のが京都の看板の勝ち筋ですねん。
そのちょうどええサイズ感、アメカンに任せてください。
だいたい肌感で申請を出さんでいい2㎡以内測れます。 (うそです、きっちりメジャーで測ります笑)
というわけで今回は「大きさの話編」でした!📏
次回は「○○の話編」…そう、「○○てもええんか問題」編!
株式会社アメカンの「ameの方」でした! ご拝読ありがとうございました!
※ちなみにcanの方は、最近カフェでパフェ見て「これ、面積オーバーやな」ってつぶやいて、
上に乗ってたイチゴをよけてました。面積制限に憑りつかれてます笑